今回リペアを承ったのはプジョーRCZです。
美しさと力強さを感じさせる外観の車体ですが、
内装の天井生地が剥がれてきていました。
最初にこの天井パネルを車体から取り外します。
[天井生地の裏側にはウレタンが添付してあり、それが劣化してベタベタ、ネチャネチャの状態になっています。天井を取り出して作業をすることで下方にあるシート等を汚すことがありません。]
外した天井パネルから古い生地を剥がします。その中のウレタンをすっかり取りきるのには、すべて手作業で完全にクリーンな状態までもっていくので時間が掛かります。今回のRCZは、特に天井パネルに残った接着剤が分厚くてデコボコしていたので、完全に取り除くのに一日がかりの作業となりました。
[出来上がってしまえば見えないこととも言えますが、ここで手を抜かないことがきれいな張り替え、その後の良い状態の長期の維持に繋がりますので、誠意をもって行っています。]
きれいになった天井パネルに新しい生地を張ります。今回はフロントの凹凸部分に気を使って、美しく張り替えられました。
天井パネルを車体へと戻していくときには車体を傷付けたり、天井パネルをまげてシワを入れてしまったりしないように細心の注意を払います。
すっきりとした車内になりました。
いかがでしょうか。